切る

久々の店に寄ったら、釣果のアジを大量にいただいてしまったので、帰宅後早速包丁をふりまわして処置する。小ぶりだが新鮮な個体がたくさん、スピード重視でばばばっとやる。二尾は刺身、三尾は塩焼きでこれらはすぐに食す。残りは開いて、明日フライにするべく冷蔵待機させる。

食べ終わって一息つき、味噌汁を一杯つくろうと思いたち、湯を沸かすあいだに葱を刻んだ。そうしたら、久々にやってしまった。とーん、と刃先が指にあたってしまって、あーあ…と思って、数秒後に、とめどもなく出血。これで数日間、不自由な思いをすること確定だ。というか、今これを止めなければ、止血までかなり時間かかりそうなので、輪ゴムでぎゅっと縛って、ティッシュと絆創膏で無理やり処置する。衣類も周囲にも盛大に血痕が残ってしまい、こういうのは他人の有様を自分が目撃したら、ほとんど貧血おこすくらいに、自分は血を見るのが嫌いで、こういう「イメージ」が身の毛のよだつほど苦手なのだけど、今回のように自分が当事者であれば、かえって落ち着いていられるというか、淡々と処置できてしまえるのだなと思う。それにしても、年に一度くらいは、切るなあ、、と思う。なんか気が緩んでいて、油断してると、そうなる。まあ酔ってるからというのも、当然ある。