電動ノコギリを買った。なぜかというと「あれらを捨てるぞ!」の思いからだ。まずは、リサイクルショップとか、ネットオークションとか、そういうので他人に売ることを考えたのだけど、売れるかどうかわからないし、どちらにせよその手間が面倒くさくて、その計画はすぐ却下された。次いで粗大ごみ扱いで区のルールにしたがって回収ないし持ち込みする方法だけど、これはこれで、なんとなく面倒くさくて、持ち込みは非現実的だし、回収依頼もそのための事前作業を考えるとどうも気が進まず、やはり却下とした。で、最終的な選択が電動ノコギリで、つまりはこれですべてをバラバラに細かく刻み込んで、すべてを小片にして、燃えるゴミとして処分する。これしかないと決断した。ある意味もっとも手間暇と時間と労力がかかる方法だけど、でもいつでもどこでも、気が向いたときに少しずつでも可能な、もっともお手軽で無理ないプランじゃないかと思ったのだ。そう思いたかったのかもしれないけど、とにかくそれに決めた。決めたら楽しくなってきた。長年のあいつらをこの手で切り刻めるなんて、想像するだけでぞわぞわしてくるというものだ。でもさすがに今はまだ厳しい、この酷暑が過ぎ去ってから、はじめようとは思ってる。それでベランダで地道に少しずつ殺戮をくりかえして、遅くとも来年か再来年くらいには、すべての目的が達成できればいいと思ってる。