今週は朝夕の通勤客が少ない。それはわかっているので、いざ電車に乗って、思ったよりも人いるな、と思うと、やや物足りなさをおぼえる。なぜもっと閑散としてないのか、なぜもっと非日常的な空間になってないのかと、物足りなさをおぼえる。休むならもっと徹底的にしてほしい、願わくば自分以外誰もいないみたいな、まるで深夜早朝の出勤くらいの、超イレギュラーな雰囲気になってほしいと思う。つまり若いころの、暇をもてあまして、けじめ無き日々を過ごしていた頃の、たまにバイト先へ向かう電車の中の閑散の気配を、もう一度味わいたいと思っているのかもしれないが。