画面の乾燥の速さ


この前、冷房の効いてない部屋で制作してると書いたが、今日も超暑い中、製作中である。で、よく考えてみると、このすごい暑さの中で制作してるというのが、結構自分の作品に与える影響は大きく、具体的に言うと前にも書いたがやはり、水気の乾燥の速さが違う。これは、水を大量に使うから余計に顕著なのだが。蒸し風呂のような部屋で、扇風機の風を画面に当て続けていると、5分くらい待てば次の作業が可能な状態にはなる。


僕の、今の作品では描いたものを削る・拭き取る・水で流す等の操作を繰り返す箇所が多い。これらの効果は完全にコントロールできる事ではないので、ある程度偶然に左右されるのだが、部屋の温度が高いと、効果がある程度早く確認でき、次の最善手を考えるまでの気持ちの余裕が大きく違ってくる感じ。また、暑い中、急速に水気を失う画面は、含みや奥行きをやや失う代わりに、キレというか、アクティブ性が増すようにも感じる。


で、これが冬の制作になると、またちょっと違う感じになる気がするんだけど…。どうだろ。冬描いてたものは、あれはあれで、また違うんだよなー・・