古谷利裕氏の「アトリエ風景」写真画像について


古谷利裕氏の「偽日記」のタイトル下にあるリンク先で見られる、作品が夥しい数並んでいる写真がすごい。艶やかで、なまめかしくて、それに形振り構わず淫するかの如く、留まる事を知らぬ感じ。。柔らかな絵の具ののたうち、溜まり、崩れ、弾け跳ぶ、という感じと、枝や茎を起点に八方に伸びてあっけらかんと垂れ下がる葉の感じと…。やはり、これはすごいものだと思います。おそらくすごいものであろうと思われます。もしかすると写真自体がそう感じさせるものを有しているのかもしれないが、それでもやはりこれは、良いものなのだと思う。しかし、ここまでひたすら際限なくいつまでも果てしなく喜びに淫しているような状態というのが、なんとなく反社会的というか、無制限に過ぎるというか、反倫理的にすら感じられる、と云ったら大げさか。すごく高揚させられるのだが、(ちょっと言葉は悪いが)やや、あきれるというか、妙なうとましさすら感じさせられた。しかし実際に展示されているところが見たいと思う。