VESTAX VAI-40 を買う(つもり)


仕事が予想通りいい感じでトラブっていつまでも会社に居ざるを得ず、その忸怩たる思いの代替という訳ではないが、自分へのほんの小さな慰めにでもなればと思って、表題にあるオーディオ・インターフェイス機器を近日中に購入するつもりだ。これでPCから出力される2チャンネル分の音を片方はモニタへ、もう片方はヘッドフォンに割り当て可能となるのだ。これで異なるふたつのサウンドをMIXさせるために必要な最低限度の環境整備がほぼ整ったといえよう。あとは上達するのみだ。


上達?…しかし、MIXが上達するとは如何なる事態であろうか?最近はMIXモノばかり聴いてるし、つながるところを異常に集中して聴いてしまっているのだが、そういうのを何度も聴いてると、たとえばピッチを正確に合わせて、アタマを的確に捉えて、ジャストなタイミングでさくっとフェーダーを切り替える事ができたら、それは上達した事になるのか?それがやりたいのか?といったら、いやそれは嘘だ間違っている。そんな事に微塵も価値はないとも思ってしまう。


重要なのは、それぞれの曲が、4小節でひとつのまとまりという事。あるいは16小節でひとつの物語であるという風にして、それぞれが自律して閉じているので、その事をいちいち聞き分けてあげて、それをちゃんと捉えてあげる事だと今は感じている。本来は異なるそれらを、ていねいに橋渡ししてあげる事が大事なのだ。「途中」から「途中」への「愛に満ちた橋渡し」だ。それを夢想しているのである。


っていうか、こういうのを世間ではたわ言と呼ぶのであり、いつものことだが相変わらず理屈っぽい限りで自分で書いててうんざりしてくるが、まあいつものことだ。でもいっぱい書いて、今日もまたたくさんの字をネットに送り出せて今日もまたブログの頁が細かい文字でいっぱいになってあぁ良かったね、と思うからそれで良いのだ。というか、まあ、実際にMIXとか何とかがもっともらしく出来るようになるのはずいぶん先の話となるだろう。いや勿論、取りかかってあっという間にすぱっと飽きる可能性も大であるが。