初夏・日曜


午前11時起床。よく寝たので、起きてすぐは頭も身体もマトモに機能しない。心臓の鼓動さえ、まだスタンバイモードで、神経系も動力系も呼吸気系も不安定なままのため、全システムがある程度たちあがってくるまで横になったまましばらくまどろみうごめく。


睡眠の終盤で夢が稼動したため、覚醒の直前まで夢をみていて、それを記憶していた。レストランの店頭で予約をするために店員と話をしているのだが、いまいち話が噛み合わず、挙句の果てにそのまま2時間くらい待たされる。待っている間、店内が満席に近い位の賑わいで、たくさんの客がさまざまな料理を楽しんでいるところと、厨房でさまざまな食材がダイナミックに調理され、盛り付けられていくのを同時に見ながら、この状況をどうすれば良いのかと気ばかり焦る。その後、やっとこちらに対応してくれた別の店員から「予約はちょっと無理ですよー、無理ですよー、聞いただけでこっちとしてはやる気がなくなってくるなあ…」とかなんとか、全面的に拒否反応を示されて、仕方がないと思ってあきらめて店を出る。その店が、僕の実家から歩いて3分くらいのところにあるということに、店を出て歩き始めてから初めて気づく。とぼとぼと歩くその道は幼少の頃から何度も歩いてきたきわめて見慣れた道である。


あまり調子の上がらない一日。なるべくならもっと、別に意味も無いまま、元気で希望に満ちた毎日を、送らないといけないと思いませんか?読書をしたり、音楽を聴いたり、絵を描いたりと、各自好き勝手にばらばらな事をやっていても、ちゃんと意味も無く元気でモチベーションをたくさん含んだ気持ちでいられるようにしたいものです。


夜は雷雨。一瞬だけ音と光が激しく、一瞬おののくと同時に、微かな爽快感もある。もっと激しく降っても良かった。