フランキー堺


CSで「私は貝になりたい」がやっていたので最後まで見てしまった。僕はなぜか妙にフランキー堺が好きである。愛嬌があって朗らかで気さくな、ユーモア満点な雰囲気と、角ばった顔の鋭い頬骨やアゴの線の印象と、薄い唇と全然笑ってない切れ長の目の、性格悪そうというか冷徹で残酷そうな印象が折り混ざり合ってるような感じが好きで、たまたまテレビでやってる映画に出ているとつい観てしまうほどである。要するに僕にとっては「かっこいいなあ」と思わせてくれる役者である。でも「幕末太陽傳」くらいしかちゃんと観てない。「私は貝になりたい」も今日はじめて観た。じつは今までみたフランキー堺の中で一番印象に残っているのは、これも偶然CSでちらっと見た森繁の「社長洋行記」での怪しいツアー・コンダクター役である。これは、そのときの印象としては、ものすごく良かった…ような気がしているのだけど、あんまりおぼえてない。あの映画はいつかもう一度、ちゃんと観たい。