眠気


さっき何してたか、というと、家にいました。そのときはまだ、会社にいました。そのとき丁度サンクスの前にいた。雨やんでた。そのときの彼が文章を書き始める丁度1時間ほど前には、僕は自宅にいた。その時点ですでにかなり眠かった。身体全体がどんよりと重みを増し始めて、腕も足も重くて、頭を上げている事だけでもたいへんな重労働な感じで、要するにいきなり激しく眠気がおそってきた。なにをしても無駄に思えるほどの眠気。


小動物は、気づいたら息を引き取っていたときはかわいそうだ。その生の小ささを思うと泣きたくなる。そのような生の小ささが自分も等しく割り当てられている事の驚き。小動物がこうして死んでいく世界では僕もまたいつか死ぬだろうと納得する。


唐突な納得の去来、あきらめの受容、いまこの状態を打開すべきだという確信…そういったものがグシャグシャに混在して溶け合っている状態、濁った水のプールの底に潜ったままでゆらりゆらりと移動しているような気分のままの状態を、眠気に襲われた状態と呼んでそう認識するようにしよう。