木場公園


MOTコレクション関連シンポジウム「現代美術史をいかに語るか-クロニクル/アナクロニクル」を聴講。13:30からはじまって、終わったのが17:30過ぎという長丁場。4時間!すごい。椅子から立ち上がって、身体の節々を伸ばしながら、そういえば最近3時間以上あるような映画を観てないとおもった。


美術館についたのは11:30くらいで、整理券をもらってから1時間半くらいの時間、常設をみようかとおもったのだが、前に2回も見てるし今日はまあいいやとおもって建物の外を散歩した。木場公園から大横川沿いへ。桜並木がすごい。天気もとても良くて、背中に熱を感じるほど太陽が照り付けていて、空の青さも雲の滲んだような白さもきれいで、大変快適だった。桜の枝が垂れ下がっていて、それをかなり間近で見る事ができたので、花弁の様子などをかなりしげしげと見た。風がさーっとふくたびに、おびただしい量の花びらが一帯を白く染めるほど枝からはなれて、河面に向かってゆっくりと落ちていくのを見ていた。鴨が二羽、ゆっくりと水面を移動しているのを見ていた。水中をクラゲが、一個か二個か三個、ふわふわと流れていくのを発見した。川にクラゲがいるのか!とおもった。妻に向かって「クラゲだろー!!(藤竜也)」と叫んだ。その後、公園のベンチで何もせず呆けた人みたいにしばらく座って、目の前のだだっ広い真っ白なグラウンドと点在する人々の動きをぼんやり見ていた。両手をバンサイの格好にしてふわーっとあくびをしながら身体を伸ばして上を見上げたら、既に花を落としてしまった葉桜の若々しい黄緑色の葉が、青空に突き刺さるかのような鋭さで色彩のコントラストをぶつけ合っていた。


講演会が終わって、上野で一杯のんで帰ろうかと言ってかなり嬉しい気分でいそいそと電車に乗り込んだのだが、大江戸線ではなくうっかり半蔵門線に乗ってしまい、そうするとまっすぐ家に帰る事になってしまい、結局あきらめてそのまま帰った。でも、家でのんだ。