帰途


今日も飲み会。食べ過ぎと、水っぽい酒のせいで、なんとなく不快な体調で、それで横浜から帰るのは遠い。そう思う事も多い。ぼーっとホームに突っ立ってると、汗が吹き出てきてこれがまた気分的にダウンさせる。長い帰途のうちでも、意外と東京に入ってからが面倒くさいと思ってしまう。京浜東北線の、常磐線の、千代田線の、あのへんを乗り継いでいるのが、もう何とも、あのどこも大体似たような駅の、ホームを歩いて、階段を上ったり降りたりして、というのが、深く消耗させられるものではある。それならいっそ、どっかに寄り道でもして、適当にふらふらしながら帰れば良いのでは、とも思うのだが、そんなことしていてさらに帰りが遅くなる事を思うと、ほんとうにどこにも寄りたくならないもので、それどころか一歩の無駄も無くただちに帰宅したいとさえ思ってしまうほどなので、だからいまだに横浜の飲み屋もほとんど知らない。寄りたいのは結局ほぼ、秋葉原・上野・神田・御茶ノ水から北千住のあたりだけということか。また季節が変わって涼しくなってきたりするとわからないとは思うけども。先週から読んでいる「嵐が丘」がいよいよ佳境、というか終盤。ますます、すごいことになってきていて、あまりのことに、読んでるあいだだけは、さすがに疲労を忘れる。