拾得物受理通知書を持って警察に行って、失くした財布を十日ぶりに受取った。拾ってくださった方にあらためて御礼申し上げます。確認したら、中身はほぼすべて無事に揃っていたが、現金だけは、さくっと消えていた。これはもう予想通り。重要なカード類は、処置済みのため先日の時点で既にただの機密ゴミでしかなくなってしまったが、財布それ自体だけでも戻ってきてくれて嬉しい。しかし、長年使って、もっといい風合いの財布になった思っていたけど、別に高級で良質なものでもないし、よくよく見るとやっぱり十年経ってるだけのことはあって、けっこうくたびれているというか、まあ、ちょっとぼろい感じに見える。なんか、失くしてから想像上で過剰な美化が入っていたようで、現実は思ったほどでもなかった。こんなボロイ財布使い続けるより、やっぱり、これを機に、あたらしい財布買おうかという気持ちも、一瞬沸くが、そんな無駄遣いしている場合ではないので、当然のことながらひきつづきこれを使う。もうこれ以上余計なことをしない。早く何もかも元通りにして、いつもどおりにすること。