昨日、久々にマニュエル・ゲッチングのE2-E4を通して聴いてしまったので、今日も「あの旋律」が脳内にこびりついてしまって、ことあるごとにひたすら頭の中でリフレインしまくっている。前半と後半で、意外とずいぶん雰囲気が違っていて、前半は如何にもカッコよくて、中盤じょじょにある種の抵抗感をおびた様々な音が入れ替わり立ち替わりあらわれてきて、後半になってのっそりとはじまるギターは、なんとも気が抜けたような脱力したような、時間を埋め合わせているような絶妙な風合いだ。というか、そのときそのときで、思ったことなんか一々書いても、ほぼ意味がないような一時間弱である。これはだからこれをこういう風にしたってことだけで凄いのだろうけど、でも聴くと意外と、理屈よりもまず先に、普通に良くて、いいなあ聴きたいなあと思うから聴くという感じなのだが。