品川駅の京急ホームに到着した三崎口行きの快速電車が、見たことのないような真っ青な車体で、座席が乗り合い電車みたいなやつではなく特急電車のみたいにニ座席並んでるやつで、これ特急券とかなくても乗ってもいいのか?と思ったけど、乗っていいやつらしい。京急に乗るのはすごく久々だが、高架の、地上からかなり高い場所を走るので、見下ろされる景色がすごくて、ひたすら窓の外を眺めていた。


金沢八景駅の駅前は、新しいものばかりではなくわりと古い建物もあって、表面がざらざらになって剥離しかかっている様子とか、色が漂白されてしまって、看板の文字とかがかたちや輪郭だけ残っているのを見て、海沿いの建物の、潮風にあらわれて少し経年劣化したような、じょじょに朽ちていくときの風合いがいいねえと思う。とても、海沿いの街という感じがする。また、建物とかシーサイドラインの高架などが織り成す空間全体の無計画的な感じというかカオスっぽい様子も面白い。というか、僕が若い頃は、どの街の駅前も大体みんなこういう感じだった。


人と待ち合わせして、近くのダイエーで食材など買ってからシーサイドラインに乗る。この電車もすごい。ほとんど海の上を飛んでいるような景色が眼下に広がる。海の公園南口駅で下車して、ちょっとあるくと目の前はもう海。というか、干潮で、潮干狩りしている人間どもが水平線の近くまでびっしりと居る。まさに「人がゴミのようだ!」を地で行く。ほとんど黙示録的とも云えるような、ものすごい景観である。


会社の、自分とは別の部署が主催するBBQ大会に、親睦を図る目的で参加。仕事だろうが周りが初対面の人ばかりだろうが、晴れた日に外で飲食いしてるのは楽しいですわね、ということでした。夕方が近づいたので撤収。やや飲みすぎ。帰って早めに就寝した。