PIL


いきなりPILが再生されるとびびる。ランダムプレイしてると、たまにあるけど、今日は朝と帰りに、一度ずつ発生。本当にすごい。これがほんとうに、70〜80年初頭の音楽だろうか。当時、彼らはいったい、自分がどんな音楽をやっているのか、ほんとうにわかっていたのだろうか。そのありえなさについて、少しでも自覚があったのだろうか。・・・そりゃ、わかってたんでしょうけどね。それにしてもすごい。いや、これは、本人がわかってたと言っても、さすがに、こんな風には、誰もわかってなかったはずだ。きっとそう。絶対に、わかってなかったはず、というか無理。あらかじめわかれる類のものではないはず。とにかくなにしろLive In TokyoまでのPILはものすごい。ジャンルわけとか時代ごとに区切るとか、絶対無理。完全に切り離されて、空中に浮かんでいるような感じだ。今の音楽に混ざって再生されても、いまもっともエッジの効いた洗練された音に聴こえてしまうし、愚鈍に何々時代を説明する機能など、はじめからいっさい持ち合わせてない。ただひたすら、泣けてくるくらいのノイズと打ち込まれた製鉄のようなドラム。と、ベース。