明るい


快晴の空に、白っぽい桜の花。春らしい気持ちの良い天気だけれども、ぬるま湯のような空気の明るさの中に花粉だの埃だのが混ざって細かく反射して光ごと薄っすらと濁って沈滞していくような感じ、時折、枝を揺すって桜の花弁を落としているのは、カン高くてやかましい鳴き声のヒヨドリ、白いネクタイ姿のシジュウカラ、一時間ばかりかけて区役所まで歩いて用事を済ませて、電車で新宿へ移動して買い物して、人が凄くて御苑前の行列など只事ではない状態で驚く、きっと上野公園も酷いことになってるだろうとか言いつつ御徒町へ移動して酒をのむ、ふきのとうの天ぷらがあまりにも美味しくてため息が出る、山菜とか新たまねぎとか、ほんとうにつくづくおいしいと最近思う、酔い醒ましで千駄木あたりまでふらふら散歩して、本屋など見て、暗くなってきたので帰宅