健康視線


身体が、少しずつ劣化して壊れていくのは間違いない。巷では健康であり続けるための秘訣が溢れていて、どれが本当だとかどれが嘘だとかの議論もかしましいが、健康であってもいずれは壊れる。「もちろん、人生全体は崩壊の過程である。」として、それを自分と自分身体を見下ろした視点から何かを言ってるような構図になってしまうときにつまらない。自分で自分におびえているようでいて、実は想像上の何かにおびえているだけだ。壊れるまでは動いている、そういう機械の魅力を受け止めていたいというか、自己をそういう風に読み込んでいきたいものだが、そのように楽しんでいくことができるか。