反復

若さを失ったことは日々実感するのだが、死んだ父親がまだ若かったときの姿が、今の自分なのだ、ということも同時に考えている。自分を半ば、もし父が生きていたとしたらとの仮定にもとづいた行動をする存在に感じている。つまり自分が、死んだはずの父だと思っている。父の生の続きをやっているような気がしている。父の後日を父として生きているように感じている。あなたは失敗だったが、僕も失敗するだろう、それはそれで仕方がない、大体同じやり方で、二回試すのだ。