スープ

日曜日の夜、鯛の切り身と野菜を並べてハーブとオリーブオイルでオーブン焼きにした。しかし食す以前にいろいろ摘まんでたらそれで満腹してしまい、結局その夜はほとんど手を付けずに残してしまった。

月曜日、ミネストローネを作って、昨夜残ったそれらを具材として中に全部入れた。そしたらこれが、いつものミネストローネよりも深く濃い味わいで、たいへん美味しい。しかしやはり量が多く、依然として鍋に半分近く残ってしまう。

そして今夜は、その残りに牛乳を加えてフードプロセッサーにかけてスープ状に仕立ててみたら、これがまた、まるでビスクのような味わいになってたいへん美味しい。トマト感と野菜やハーブのごった煮感と魚介のコクと、それにスープの滑らかさが調和して、ほとんど自分の思い浮かべる理想的な味わいに近い。すばらしい仕上がりと大いに自画自賛したいところだが、料理はすべて妻が作った。僕は洗いもの係である。