天気が崩れるとの予報を聞いたので、早めに買い物を済ませようと外に出たら、雨はすでに降りはじめていた。最寄りのスーパーまでの数分間、しっかりと本降りになった雨の中を歩くことになる。

しかも買い物を済ませてスーパーから出た途端に雨脚は弱まって、その後ふたたび曇り空のままもち直したので、わざわざ雨の降った時間を見計らって外出したような結果になってしまった。

生暖かいような、すでに冬の雨ではなかった。空気が水分でふくれあがっているようだった。帰宅後、傘を干して濡れた衣類を洗濯物に出した。そのあと風呂に入ったら、半透明の白い花弁が流れて排水口に吸い込まれていった。