サイズ

先月買ったシャツは、サイズを細かくオーダー可能な仕組みになっていたので、出来上がったものを実際に着てみると、首回りや肩幅やバストウエストの感じはかなりフィット感があって良かった。ただし腕の長さが、これは自分固有の問題として、僕は右腕と左腕の長さが、たぶん左の方が少し長くて、実際計ってみると、約1センチくらい違った。そのため、左袖をやや長めにしてもらって、さらに腕時計をする分の袖周りもほんの少しゆとりを設けてもらったのだが、それで実際に着てみると、おそらくたしかにぴったりフィットしている…はずなのだが、なぜかどうも、感覚的に「左の方が長い」という思いが、着ていると強調されるのだ。いや、だからそれは実際に、左の方が長いわけだが、わざわざ意図的にそうしたということは、それを着て「左右の違和感がない、ぴったりだ」と感じたいからで、それなのに、むしろその逆に感じているわけで、それはなぜかというと、実際に寸法を測れば、たしかに長さが違うけれども、身体は必ずしも左右の腕の長さが違うとは思ってないからだろうか。だから、その違和感は違和感として、見た目は「ぴったりなはずだ」ということで、納得すべきなのか。でも、そんな些細なことよりも、身体が「左右の違和感がなくてぴったりだ」と感じる方を、優先させるべきだった気がするが、ならば、そのためにはどうすれば良かったのか。そもそも僕はいつどこで自分の右腕と左腕の長さが違うことを知ったのだったか。