三本立て

JAIHOの会員登録をして、ホン・サンス「あなた自身とあなたのこと」(2016年)、「草の葉」(2018年)、「川沿いのホテル」(2018年)の三本を今日、立て続けに観た。

しかし見る前に懸念したとおり、よくばって三本つづけて観てしまうなんて、やはりもったいないというか、一気に詰め込むみたいな見方になって、一作あたりのディテールの記憶がどうしても曖昧になってしまう。もっとゆとりをもって、一作ずつ大事に観るべきとは思う。とはいえ三作ともそれぞれ異なった趣向で、それぞれとても面白いので、わざわざ取っておくことなく、あるだけ全部見たくなってしまうところもあって、今日はまあそれでいいかと思う。配信は今月下旬まで。また後日、三本とも再見しよう。

大昔は、名画座の二本立てとか三本立てとか、観たい映画を続けて観るのはあたりまえだったけど、あのときはその方法しか観るチャンスがないから、スクリーンに向かう気合が違うし、心身が若いころで記憶領域もフルドライブ掛かって全然問題なかったのだけど、今はそういうことではなく一つ一つを大事に味わうのが大切。