ふだんCDやレコードから引っ張り出して聴くわけでもなく、ライブラリに登録してるわけでもないけど、日常のなかで、とくに朝とか、歩いているときとか、そういうときに、なんとなく頭の中に流れてくる曲がある。曲というか、曲未満の、一区切りのフレーズだったりベースラインだったりが、歩く速度とか、足の動きとか、身体の感覚に乗っかるようにして、リズムを形作り、意識下に繰り返し出力されてくる。それを聴いているとき、自分はべつにそれを聴きたいとは思ってないが、自分よりもよっぽど優先度の高い自分が、自分など無視してそれを勝手に聴きたくて聴いているのだから、それは仕方がないから受け入れるしかない。

たとえばThe Animals"It's My Life"。このベース。それにしても選曲が古くて困惑する。なぜよりによってこれなのか。でも、悪くないと思う。死ぬほどカッコいい。

It's My Life
https://www.youtube.com/watch?v=mJUI-NRDflU

The Animalsなら、以下も素晴らしい。90年代にイギリスの古めな音嗜好のバンドが色々出てきたとき、どいつもこいつもThe Animalsの足元にもおよばないなと思っていた(イヤな若者だ)。

We Gotta Get Out Of This Place
https://www.youtube.com/watch?v=UtWJMCbofDc

Don't Let Me Be Misunderstood
https://www.youtube.com/watch?v=QWpsNlc3420

Bright Lights Big City
https://www.youtube.com/watch?v=aAbi7km74rw