チェックユアヘッドを発売したばかりの頃のビースティーボーイズに対する世間の評価は、「かつて一発当てた経験のあるけど、もう少ししたら「あのバンドはどこに？」で取り上げられるであろうグループ。」といった感じだったと思う。
まあ常識的な考えすれば、1stでビルボード上で大騒ぎしてたときの、あんなアタマ悪そうな子どもたちが、あれほどものすごいモノを作るなんて、誰も思わないでしょう。ところが3rdと4rthは、とてつもなかったんだけど。
で、当時、何かのテレビにマイクＤがインタビューされてて、当時のワンパク君のイメージを裏切るように、やや元気なさそうな感じで喋っていて、ああこの人きえるんだろうな。と思ってみてた。そしたらマイクＤはこう言った。
【世界には腐るほどサンプリング素材がある。だから俺たちの音楽活動が行き止まることは、絶対にないと思う。】
ネタがあれば、制作活動できるなんて…そんな単純なハナシか？？と当時思った。ところが直後、あの名曲(当時は新曲)「Graritude」のＰＶが流れて、うおー！と思った。
今でも3rdと4thに関しては、俺たちは行ける！！と確信したグループだけが出せる音っていう感じがあって感動的だ。
