↑The Isley BrothersのHarvest For The Worldの５曲目。いいですねー。…それはひとまず置くが、近い未来についてあれこれ考えている場合と、その瞬間が実際に訪れて、それの真っ只中にいるときは、見事になんの繋がりも無い。それまで考えていた事が役に立つって事もないし、不意にこうなってしまったとしても、事前に沢山思い煩っていたとしても、結局何の関係も無く、今、この瞬間はまさに訪れており、その中で奮闘している自分がいる。これが現実で、ただそれだけである。というか、やはりその真っ只中にいて、今この瞬間、本気になって一挙に物事に対処しているときの、自分の中にある演算処理スピードは、事前に思い煩っているときの演算よりよほど高速で、よほど豊かで奥深く疑り深く注意を行き渡らせておりエレガントに機能しているようにすら感じる。あるヤマを越えて少しだけ安堵して、それでもすぐさま別の事案へシフトしていくときの力とスピードなんか、事前の思い煩いでは、イメージすることすらできない。というか、現実の自分は事前のイメージの何倍も高密度圧縮された時間の中で動き回りつつ、けっこう別の事を考える余裕すらあったりする。事前の思い煩いでは相当少なく見積もっていながらも、現実ではそれぐらいでないと、実際話にならない。そういう訳で、やはりモノを考えるというのは、来たる現実というフィールド上にいるであろう自分の力を根底で祈るように信じつつ考えるべきで、その場で、きっとそのように振舞える自分に賭ける。という、ある意味ギャンブルのようなものだ。
