「Holi-de'」Mr.de'


ホリデイ


グシャグシャと勢いに任せて注文していたCDが数日たって忘れた頃にダラダラと届き始めて、はてこんなの買ったかな?みたいな気分をおぼえつつもとりあえず全部iTunesにぶち込みまくる。そいで片っ端から聴く。


デトロイト・テクノ!とかいって盛り上がって今更のように調べて聴いても、なんだかイマイチよくわからない。っていうか、デトロイト・テクノという枠で出てくる「名盤」扱いのいろんな音楽は、僕も過去、何年もさかのぼって結構聴いてるし、既に所持してるアルバムも多いんだなあという事に気づくし、まあその手のモノは昔から大好きで今もそうだ、というだけで、要するに今まではそれが単に世間の一部で「デトロイト・テクノ」という括りで呼ばれるようなものだという意識が無かっただけなのだと思う。


ミスター・ディー のホリデイとかを聴く。これは良い。たしかに良い。でもあえて不満を言えば、いくらなんでも気持ちよすぎる?とも思う。Submerge系の音楽を聴くと、あまりにもジャズ・フュージョン的な香りが強くて、何だかちょっと戸惑ってしまう。というか、何というか具体的には90年代前半くらいまでの(あくまでも自分の個人的な記憶の中の)ジャズ・フュージョンの感触を強く思い出させて、というか、もっと具体的にいうと、すごく「Mt.Fuji Jazz Fes」とか「Live Under The Sky」とかで盛り上がってた頃の感触を思い出させるのだ。いや、ジャズで客がワイワイ盛り上がるっていうムードが、あからさまにああいう愉悦感を思い出させてしまって、何しろ僕にとって若かりし頃の「夏フェス」とはロック系ではなく、Mt.Fujiだったもんで。。(まあそんな偉そうに言うほど言ってた訳でもないですが)…でも、ああいう晴天の下でハイネケン呑んでJTのコンパニオンが一服どうですかー?みたいにタバコすすめてくれるような安いリゾートみたいなノリと、デトロイト・テクノから感じさせるノリがちょっとでもカブるところが、微妙に複雑なのであった。。