休み時間割


なるべく分刻みのスケジュールで、事前にきっかり決めたスケジュールに従って、ひとつひとつ完璧なまでの達成率でタスクをこなしていって、やがて一日の終りを迎えるというような、そういう休日の一日を、一度で良いからおくってみたい。完璧な休日の休暇を完璧な完成度で休んでみたい。休むという行為の最高得点を目指したい。…これはある程度真面目にそう考えているところもある。そのためには簡単なレベルで良いので、一応事前プラン的なものをあらかじめ作成した方が良いかもしれない。よく小学生が作ってるような、円グラフの「一日のスケジュール」時間割を僕も作るべきだ。僕は、計画表とかを作ったほうが色々と良い感じで生きる事が可能な体質の人間なのだ。この事を、僕は30才を過ぎてから自己発見した。この発見は、僕の人生のうちでもっとも大きな発見のひとつだった、と言っても過言ではない。この事に気づくのが、もう少し早ければ、もっと圧倒的に素晴らしい学生時代や20代のひとときを過ごせた可能性もあるとさえ、今は思っている。あくまでも、僕にとっては。というだけの話であるが。やはり、若者にとって自由はあまり良いものではない。良いところもあるが、悪い副作用も多い。かつての僕のような、ある種の若者は、最初から自由など剥奪してしまって、ガンガン外部から色々叩き込んだほうが良いのだ。その方が、何しろ本人がそれを喜ぶのだから。だったら、その方がいいじゃないですか。そうしてあげて下さいよ、という話である。でももう、もはや、自分で自分を縛るしかなくなった。