六月


六月が過ぎていくときの印象には、いつも何か慌しさというか、季節の大きな変容というか、少なくとも景色や気温の質感がこれからどんどん変わる事を如実に示しているようなものを感じさせられて毎年のことながらややたじろぐ。六月は休みもなく何も面白いことがないかのような月という印象かもしれないけど、実はもともと季節が一年のうちでももっとも面白い月なので、別に暦として何かイベントが仕掛けて無くても充分楽しいのだ。