在宅


今日は会社を休んで、いったん、七時前に起きて、その後で二度寝した。次に目が覚めたのは十時半で、こんなにたくさん寝たのは久々だったので、うわぁ十時半かよとやや驚いた。起きてしばらく経つまで、しっかりと睡眠を取り得た満足感の余韻に浸った。これだけで今日一日はすでに成功したように思った。その後おどろくべき速さで時計の針が回りあっという間に夕方である。ほぼ西向きの窓に面したモニタと再生装置のある部屋にいて、外に出たのは夕方近くに新聞と郵便物を取りに行った二分か三分だけだったが、その短時間だけで外はものすごく寒いことがわかった。まだ聴いてない音源を聴いたり、今まで書いたものを読み直したり書き直したりしているうちに夜になった。自分はやはり何をするにせよ、どうあがいても自分でしかないなあと、今更のように思った。それは自分の限界でもあるが、でもこうして数時間もの間残っている言葉を反芻しているうちに、やっぱり自分はこういう風に動くのが見えて、その行く先を思い浮かべるのはそれなりに面白かった。解き放たれた籠の中の生き物がもそもそと蠢いているようで、なんとなく笑ってしまう。こうして色々と見返す時間を取れて、今日はとりあえずOKだった。