昨日、ワインを水筒に入れて出掛けて、公園でその水筒を開けたら、蓋の閉め方が甘かったらしく、少しこぼれており、それでもさほど大した被害はなかったので、それは別に良かったのだが、帰ってきて鞄から持って行った本を取り出したら、そのうちの一冊の白い表紙の一部が、うっすらと黄緑色に染まっていて、これはもしや、こぼれたワインのせいかと思って、ティッシュペーパーで拭いてみたら、少しは色が落ちたようだったが、それでも完全な白には戻らないようで、それよりも驚いたのが、ティッシュペーパーの拭いていた箇所も、かなり黄緑色に変色したことで、ちょっと、このワインはどれだけ色素が強烈なのか?それとも何かの成分と化学反応でも起こしたのか?と、やや不気味な思いに囚われたのだが、後でよくよく鞄の底を確認してみたところ、たんに水彩絵の具の乾燥して欠けた小さな塊が落ちていて、それが水分に溶けただけのことだったようだ。