昨日図書館で借りた、保坂正康「華族たちの昭和史」をだらだらと読んでいたら一日が終わった。なんかだめ。いや、まあいいのだけれど、一時間だけでもいいから、もっと、すかっとするような、スーっと遠くへ行けるような本も、少しだけでも読めば良かった。現在、平日の朝夕通勤時に読んでるのはヘンリー・ミラー「マルーシの巨像」、フィリップ・K・ディック「高い城の男」、ピエール・ドリュ=ラ=ロシェル「ゆらめく炎」の同時進行。JRに乗り換えたら別の本にしたり、大井町を過ぎたらまた別の本にしたり。大体かなりいい感じのミックスになる。あとトイレで読み進めてるのは桂文楽芸談あばらかべっそん」これは面白いので一度は通勤鞄に入れて続きを読んだのだけど、どうもまとまった時間で読むのがしっくりこなくて、結局トイレに戻ってきて、今もトイレ専用になっている。そのくらいの時間でがっと読むのがものすごくちょうどいい。