契約


朝日新聞は、もう購読をやめたいと何年も前から、下手すると十何年前から思っている。でも未だにやめられないのは、販売店の人に、すいません新聞もうやめます。と言い出し辛いからである、未だに金を払って購読している理由は、突き詰めると、ほんとうに、その一点だけだと思われる。(http://d.hatena.ne.jp/Ryo-ta/20140514/)


と、2014年の5月に書いてから月日は流れて、一昨日、ついに新聞をやめた。


新聞はあいかわらず、ちっとも読んでない。ほとんど忘れてるというか意識してない。それで何週かに一度、溜まった古新聞をまとめて紐で結わえて、重たい束を手にぶら下げて外に捨てるとか、なぜこんな無意味に面倒なことを続けているのかと思って、つに先日、やめようと思い立った。販売店に電話。契約終了のおねがいを伝えた。半年契約なので3月まで。


しかし、断るというのは嫌なものだ。販売店に罪は無いのに…。「ずいぶん長く続けていただいて・・・何かありましたか?ああ、そう、そうですか・・。もう今後も、読まれないですかね?ええ、そうですか。はい。わかりました。残念ですが、そのように処理させていただきますので、はい。はい…」予想していたことだが、やり取りが終わって電話を切ったら、ひどく落胆、気落ちしている自分がいた。その後、小一時間、心の重さは続いた。(会話の途中で心が折れて他の新聞なら取りますとかつい口走らなくて良かった。)


その後、気を取り直して美容院に電話したら、今日も明日も忙しいから無理、来週にして、と言われて、電話の向こうにおどおどとした声で謝りつつ了承した。(うそです。でも来週にされたのは本当。)


誰もが少しずつ、傷ついていて、いろいろ上手くいかない。