春前


今日は、プールは空いてたし、更衣室も空いていたけど、ロビーはやたら人がいた。なんなのか、よくわからない。すぐ施設を出たら、雨はやんでた。風は、かなりある。そのまま駅まで歩いた。ホームで電車を待つ間、ペットボトルの水をぐいぐい飲んだ。寒いといえば寒いかもしれない、しかし真冬ではないくらいの気温。電車のダイヤは大幅に混乱していた。明日からまた、気温下がるらしい。気温が高まってくると、ああ、冬も良かったなあ、極寒のなかで、うろうろしたり酒のんだりするのは、楽しいよなあとか思うので、季節がいつまでも冬のままなら、それはそれでいいかも、とも思うのだが、でもやっぱり暖かくなってほしいというか、暖かくなるというのは、それ自体で、ひとつの恩寵というか、ひとつの救いではある。人類の幸福、的な数少ないイベントのひとつではあるだろう。


土曜日に、二重橋前の美術館で「ナビ派展」を観た。2010年のオルセー展に来てた作品の一部が再来日しているという感の展覧会だが、ボナール、ヴュイヤールはやはりすばらしく、正直あまりナビ派というカテゴリーに歴史考察的側面を除けば今更意味があるのか疑問なのだが、とりあえず良いものは良い。山田正亮のあとだから、目がそれとのつながりを見たくなってしまう。画面があって、絵の具が置かれる。置かれる箇所は、イメージをあらわしているし、物質というか存在をあらわし、光をあらわしてもいる。しかし同時にそれが、絵の具そのものであることをも主張する。絵の具としての質感と色だ。


まあ、また時間のあるときに書きましょう。