観念


夜中に、三度くらい目が覚めた。水を飲んだり、トイレに立ったりして、またすぐに寝て、朝になったら、またもや風邪の症状が全身を包んでいて、こころから失望した。快癒したと思って、数日で、また風邪になるだなんて、こんなのははじめてだ。


会社に行く。行きの電車では読書したり眠ったり。オフィスに着いたら業務的には月曜日ほどばたばたしてはいないが体調も悪いままだ。日中も夜も外せない用事もありいない訳にはいかないので座席に座ったままひたすら耐える。愚かしいことに明日は予定休を入れてある。メシでも食いにいくかと思っていたのだ。こんな状態では一日寝て過ごすことになりそうである。まさに愚劣というか不運という名の泥地を這いずり回っているようなものである。


でも、まあ、もういいです。受容した。観念しました。私の負けです。参りました。


負けを認める、あきらめる、それを受け入れるという意味で「観念しました。」「参りました。」っていうのは、なぜなのだろうか?