家で靴と本


家で昨日買った本を読んでた。鉢植えをまた入れ替えした。靴を修理した。
八月にかなり大掛かりに、靴底を全部打ち直してもらった革靴が、靴底は完璧に生まれ変わったのは良いのだが、今度はそれが乗っかったボディが、ところどころひび割れしてきて、部分によっては大きく切り口が開き始めてしまい、革靴としてこんな壊れ方、さすがに酷いというか、部分的な手術で全体にムリが来てるのかもしれないし、もはや寿命を越えているものを無理やり使ってるだけと言って良い状況だが、しかし見た目は意外にそう劣化しているように見えないので、このままお役御免とする気にもなれず、つい延命させたくなる。
最初に買ってもう十年くらい経つが、今まで満足行くパフォーマンスを示してくれた印象もないし、本当はもっと働けるはずではないか、との思いが未だにある。
で、専用の接着剤と当て布で、割れた切り口を塞ぐ作業を行う。
まあまあ上手く行ったが、当て布の色が赤味掛かっているので、まるで外傷が化膿して盛り上がったみたいな、じつにグロテスクな、ものすごく痛そうな外見になってしまった。
怪我をして傷口が化膿してる靴というのはシュールだ。とりあえず少し時間が経ち、接着剤が乾ききったら、見た目はややマシになった。
違和感を減らすために、あとで絵の具で彩色してみようか。そんな学生みたいなこと、今更すべきではないか。どうしよう。
昼過ぎに駅前に買い物に出たとき、久しぶりにブレードランナーの一作目を観ようかと思ってレンタル店に寄ったら、何本もある在庫が全部品切れだった。
へえ、みんな観るのか、今の時期だからか?それにしてもすごいなと思った。
調べたらネット配信でも観られるようだ。でもまあいいか、と思って観なかった。
夜も、ひたすら本を読んでただけ。