飲食

実家へ。母、妹夫婦、姪と我々夫婦にて恒例の年始呑み会。一昨日も今日も昼から夜までひたすら食って呑んで過ごすことによる身体負荷が、最近ことのほかきつくなってきた気がする。酒の酔いはほとんど無いが、なにしろ満腹感が死ぬほどつらい。胃の制限ラインをオーバーして胸の中間あたりにまで食べたものがぎっしりと詰まっている感じで、おかげで吸う息も吐く息も体内をまともに循環せず慢性酸素不足で窒息の寸前という感じで、食べ過ぎるということが直接体調を悪化させるだなんて、今まで考えられなかったけれども、この苦痛はどうやらそうだと思わなければいけない、だめだ、まるで楽しくない。だったら自分で、ほどほどに自制すればいいだけの話じゃないですか、はい、それはわかっているのですが、ちょっと油断したのです。でも去年まではここまで酷くなかったのだけど…。とりあえず来年は気をつける。しかし年月を経るとともに、結局こうして飲食の嗜み方、飲食と自分との距離感、それらも見つめ直しの計り直しになるのだとしたら、じつに面白くない話だ。とか言いながらじつは前々から、食べるとか飲むとかにまつわる意味を吟味することに、少し飽きてるところもあって、全体をいったん仕切り直したい気分もあるのかもしれないが。

とりあえず来年以降は空容器をたくさん持参して、その場で無理して食べずに、多いと思ったら持ち帰らせてもらうようにしよう。正月早々だが、地獄の餓鬼のような浅ましい態度ギリギリ手前くらいの振る舞いを心がけよう。生ものは家で加熱するとか工夫して、翌日以降一週間くらいかけて少しずつ食べれば良い。