週末予定

週末に予定があるのは、本来の時間をうしなった気がしてなんとなく落ち着かない。本来の時間といっても、つまりただぼんやりと途方に暮れてるような時間のことなので、そんな時間など無い方がむしろ良いと感じる人もいるだろうけど、しかしあの前後の境界も曖昧なままにだらしなく広がる手持無沙汰な時間こそ休日だと思う。時間の手触りというか、肌触りというか、流れが肌にあたるときの抵抗感みたいな、休日にだけある独特の、そういう触感的なもの。そのような時間に対して、その土に浸透させるために注ぎ込まれる冷えたビール。