ブーツを修理に出したら、内金を取られて、しかも修理完了まで一か月から三か月かかるかもしれないとのこと。こうなると待ち時間にせよコストにせよ馬鹿にならなくて、だったら買った方が早いみたいな方向へ、気持ちが動きがちになる。

やはり消費者一般として、修理ではなく履き捨てというか、そのたびに買い替えの方が、無理なく余計なこと考えず、生活上運用しやすいように、この世のすべての商品事情は構築されているのだろうかと、そんなことを思いもする。

でも、靴を買い替えるたびに、買い替えではなく修理して、長くそれを履き続けたい。多少割高になっても、その方がモノの使い方として、まっとうな気がするとも思うのから、わざわざ修理できるような靴を買うのだし、それで良いと思っているはずなのだけど、いざ金額だの所要時間だのを提示されると、その効率とか手間が気になってしまうのだから、自分の思いとやらも、まあ大したことないのであった。