高校の同窓会的な催しに参加したのだが、自分はほとんど、久々に会った誰かを鏡にして当時の自分を見てそれに嘆息してばかりのようなものだった。あのときあなたはこうだったという物語を聞きに来たようなものだった。自分勝手でひどいけど、いや、もともと自分勝手な人間だったのだから仕方がない。ほんの少し何かを見たり知ったりするだけで、小さなCPUが100%フル回転で、ほとんど気絶寸前くらい興奮して、怒ってるのか泣きたいのかわからないような、ずっとヒステリー起こしてるようなものだっただろう。近寄り難かったと言う人がいるのもわかる。困ったものだけど、今となってはほとんど夢と見分けがつかない。ただなつかしいだけ。すでに亡くなった人の思い出に浸っているのと変わらなかった。