旅するナントカ


絵をずっと描いていて、いろいろ試行錯誤しながらある地点に来て、ああやっぱ、どうあがいても、結局こういう風にしかならねーんだなあ。と半ば自嘲の思いで目の前の画面を見るようなとき、もう多分僕は結局、今のところこういう風な事しかやりたくないんだろうなあ、と思う。で、とりあえずこの結果の責任を引き受けるって事なんだろうなあ。。それで、この感じを今後とも、ずっと抱えて一箇所に留まりつつ、この後もしつこくやり続けるんだろうなあ。とか…しかしこの場に踏み止まって頑張るとか、そういう事は出来るかどうか怪しいだろうけれども…むしろ必要なら「旅に出る」っていう事なんだろうなあ。とも思う。言うまでもなくこういう言葉たち全部が比喩で、本当に旅したり移動したりするのではなく、気持ちの在り様を旅させたり移動させたりして行くって事だろうと思う。自分の気持ちが最も見晴らしの良い、快適に柔軟に動ける箇所(というか、コツみたいなもの?)を探すと。ひとつのことを根拠も曖昧なままとりあえず思い込みのように信じて、ずっと続けるためには、そういうのが必須だろうと思う。というか、かつて、僕はそんな風にやってたじゃんか?と、在ったのか無かったのかも定かでないような過去の記憶めいたものを掘り起こしたり…