Lil’Louis


買ったCDの中ではFluxionとFrancois Kがとてもよかった。Jeff Millsの新譜も今になってやっと買ったが、こちらは予想よりもいまいち。妻がBrad Mehldauの聴いてなかったアルバムを2枚買った。こちらもなかなか良し。


でもここ数ヶ月聴いた中でダントツに良いのは、Lil’Louisの1992年のMIX「Lil Louis Live @ Max Party on Skyrock - 28.11.1992」だったりする。これは今まで何度聴いたことかってくらい聴き倒してる。1曲目Olivia Newton-John - I Need Love (A Deep Need For Love Mix)がまず超!うつくしい。で、そのままMr Fingersの名曲Closer (Club Mix)を経て、なめらかな繋ぎでQuiet Repriseの哀愁に包まれたと思いきや、雲間から太陽が覗いたかのように爽やかなAsia Blue - Connect (Mack Dub)が如何にも90年代(前半)的な雰囲気を充満させたかと思うと、そのままSaint Etienne - Nothing Can Stop Us (Ken-Lou dub)へ…。このあたりはもう非の打ち所が無い圧倒的幸福感。で、グルーヴはInstant Exposure - I Need A Little More (Club Mix)に受け継がれてますます熱を上げ始め、最初のピークであるBridget Grace - Love To The Limit (Extended Vocal Mix)の絶頂を迎える。


Love To The Limit の幸福が遠のいていくと同時にMargaret Conway - Sure Shot (UK Dub Mix)のクールなビートが新たな場の空気を組み上げじょじょに暖め始める。続けてSparque - Let’s Go Dancin’ (Party Version)のディスコな華やぎが咲き誇り、幸福感をそのままにAngelique Kidjo - We-Weが圧倒的なリズムの洪水を畳み掛けてパーティは二度目のピークを迎える。


そして史上最大の名曲Lil’Louis & The World - Club Lonely (Latin Groove Mix)へ。Club LonelyはAlbum Versionがやっぱり素晴らしいのだが、このMIXにおけるLatin Groove Mixは実にいい感じ。


全部で1時間弱しかない。もっと延々ひたすら聴いていたい。でもこの「物語」の感じが、今の自分にとっては一番ぐっと来ます。