総合格闘技選手の友達が今週末また試合である。勝ってほしい、というか、よくわからない。勝つとは何か?よくわからない。本人は、死んでも勝ちたい。石に噛り付いてでも勝ちたいわけです。でしょうな。僕は、まあ、勝てるようなら、勿論勝っていただきたいけど、そこはそうだなあ、まあ、勝っても勝たなくても、どっちでもいいんじゃない?と内心心の奥底に思ってるのは、お前それでも友人かよ!?と云う話だが、でもそれはそれで、やっぱりそういうことではなく…というか、その格闘家だって、昔僕が絵の展示をしたとき会場に来て、それで僕の「良い作品を観たい」とか、そういう風には決して思ってなかったのだろうから、それと同じである。しかし「良くない作品だろう」とか「どっちでもいい」とか、そういうことでもおそらくない。そういう「何の目的で?」というのは、はじめから空欄の状態で現場にかけつけるというのが、友達であるとか、ファンであるとか、それを信じている、ということになるのだと思う。とにかく、現場に観にいくのは、できる限りで、必ず観にいくわけである。とにかく後悔のないように頑張っていただきたいということなのである。


明後日、チケットをもらう約束をしたが、たしか前の試合のときにも、西日暮里の改札で待ちあわせして、チケットを受け取ったとき、僕はてっきり、その後二人で近くで飲むのかと思っていたら、「そんなわけないじゃん!今ジム抜けてきたんだよ、これからまだ練習だよ。」と言って、速攻で戻って行ったので、今回も単にチケットの受け渡しだけである。そうなんだ…すごいね。酒飲まないんだ…。と思ってびっくりした。前の試合は負けて、そのあと焼肉屋に行って、それではじめてビールを飲んだのだった。


僕は今回ははじめから飲みながら観戦しようかしら。