冬物


生わさびを買った。小さめで、安かった。家でおろしたら、やや水分が多い感じで、いまいちかと思ったが、一本全部すりおろしてしまって、食べたらまあ、香りも味わいも悪くはなかった。


砥石を買った。うちのけっこう昔から使ってる包丁を研いでみた。もっと早く買っておけば良かった。研いで使って、また研いで、無くなるまで使えばいいのだ。鉛筆と一緒だ。そこそこふつうに切れるようになったので嬉しい。


安物のブルゴーニュが美味いわけないなんてわかっているのだが、二本ともニューワールドだとさすがに安全牌過ぎる気がするので一本はついフランス産を買ってしまう。。でもやっぱりさほど美味くない。なんなのか。ばかか。


中古のスーツを買った。古着のスーツを着るというのは、なんとなく人の仕事を引き継いだような気になるものだな。僕は仕事ってこの歳になっても未だになんとなく半分芝居みたいに思ってるところがあるから、他人の中古を引き継ぐのは楽しいし嫌いじゃない。


十何年前に買ったスーツはしばらく履けなかったのが、最近体重が落ちてウエスト周りもやや昔に近づいたので、わりと普通に履けるようになった。でも昔のスーツだと形が古臭くていまさら着れないんだよなあと思っていたのだけれども、あらためて着てみたらそれほどでもないように思えたのでこれも着れるシリーズに加えた。


髪を切った。10:00から美容院を予約していたので、あわてて出掛けた。10:00は早かった。着いたら、店内もまだ始まったばかり感が漂っていた。一日が始まったばかり、みたいな。


快晴。しかし寒い。光は透明。しかし、真冬だ。


夜は満月。異様に光っていた。昨日も、満月だった。今日か昨日のどちらかが満月。


いま、林檎が食べたいな。林檎は美味いとても。


今日、日向ぼっこしていた人たち。