二度寝

明け方、目を覚まして時計を見た。起床の時間まであと一時間くらいある。あ、嬉しいと思って、すぐ眠りに落ちて、夢を見た。テーブルの上にリボンをかけた箱が大小幾つか置かれている。好きなものを取って良いという。ありがたいけど、でも、僕はあと一時間眠りたい、ちゃんと寝ておきたいのだと思って、その場をはなれて、眠ることを選んだ。そうだ、これで良いのだ、と思いながら。