洋画劇場

休日出勤、午前中いっぱいはたらく。昼過ぎに終わって、帰宅途中とりあえずランチではなく生牡蠣とワインを注文して生き返った。このさっぱりと体内が洗浄されたかのような感覚が最高だ。

買い物して帰宅。食事後、フレッド・アステアが70歳を過ぎて出演してるジョン・ギラーミンタワーリング・インフェルノ」(1974年)をRrimeVideoで観る。当時はこの手のパニック映画ばかりがテレビの洋画劇場などでよく放送されていて、小学生だった自分にとってこの手の映画をテレビで見る体験の刺激はほとんど未曽有のもので、とんでもない異世界を潜り抜けて命からがら生還した思いでテレビを消すと、時刻はすでに夜の十一時をはるかに過ぎており、子供の自分にとってそんな「深夜」にまだ目覚めていること自体の興奮が身体を震わせるようで、これにて自分は眠りにつくけど、今日の夜はまだしばらく続くのだという予感はおそろしく魅力的な期待に満ち溢れている感じがしたものだ。

ビルの前に到着したアステアが驚きの表情で高層ビルを見上げるシーンは、今でもしっかりとおぼえていた。問題が発生しているのに、しがらみや都合で隠蔽と対処の引き延ばしが起こるのはどのパニック映画も一緒だが、しかし今更ながらスピルバーグの「ジョーズ」は突出した傑作であったということだ。本作も不機嫌そうに頑張るスティーブ・マックイーンの様子はなかなか魅力的だが、避難指示が出た直後あたりで本日は一旦再生停止。続きはまた後日。