心と身

心身問題ではないけど、でも身体のコンディションが心に深く影響を与えているのは間違いない。身体の不調は心で感じ取るしかないのだが、でもその心自体が身体から影響を受けてしまうのだから判断が難しい。つまり心が受け取る身体アラートだけを信用してはダメで、心が自らの心を疑うというか、心自体で心に冗長性を確保しておかないと、心身の全体を保全することができない。そういうバッファ込みでの心身のイメージを、あらかじめもっておかないと、自らの心身を保てないのだ。しかもその役割は、心が担うのだ。だから毎日の運動や食生活の健康管理は、心が心のために行うのだ。それらは身体に対するアプローチではあるが、その結果は心が受け取る。心が受け取るものが上々であることが肝心で、身体が身体を見下ろしたときの満足感とか不足感はあまり問題ではない(鏡に映した自分自身のイメージ問題は、それとはまた別のことだ)。