アイドルグループのメンバーFが駅前の広場にいるのを見かけた。そんなグループの存在を知ってる人なんて世間にはほとんどいない。しかし少数ながらファンは存在する。自分もその一人だ。

メンバーのなかでもとりわけ「変キャラ」な、いわば通受けするタイプがFで、ファンがそのへんを歩いていてFに偶然遭遇したときのFの「神対応」ぶりは、ファンの間ですごく有名だ。そんなFをいきなり見かけてすごく動揺した。千載一遇のチャンスはわかってるけど、でも結局、隙が無くて声をかけられなかった。

自分は近所のコンビニ店員とはレジの前とかで立ち話するような間柄で、その店員が言うには、この街にはまだ無名なアイドルの子たちが多く住んでいるらしく、店に立ち寄ることも多いのだそうだ。

なぜ彼がそんな情報を教えてくれるのかといえば、彼と自分はどちらも同じアイドルグループのファンで、ライブ会場でばったり会ったのがそもそも知り合ったきっかけだったのだ。

その彼は来月でコンビニのバイトをやめてしまうらしく、先日これあげるよと、すごくレアなファン・グッズをタダでもらってしまって、すごく恐縮した。そんなことしてもらう理由なんか全然ないのに、どんだけいい人なんだろうと思った。彼がこの店からいなくなってしまうのは少し寂しい。

今年はWBCもあったし、映画なら仮面ライダースラムダンクもあって面白かったけど、自分は元々庵野はあまり見てないし宮崎駿だってけっこうそうだ。WBCはテレビは見れるときは見たし映画も見たけど、とにかく大谷は本当にすごい。ほとんどありえない。今になって、自分が神様みたいな未来からの視点で、すべての結果を全部わかってる状態でもWBCの決勝を見てると面白い。スポーツはこの後ならバスケとかラグビーもあるし色々と楽しみだ。