1985

田中康夫「ファディッシュ考現学」を読んでいたら、六本木のリストランテキャンティ」に往年の今井俊満がほぼ毎日、席に座ってじーっと店内の様子を見ていて、若い女性を見るとゆっくり近づいてきて、隣の席に座ってとりとめのないことを話しかけたり、ときには食事をご馳走してあげたり洋服を買ってあげたり、そんな様子を他の客は、ああ、いつものちょっと変わったおじさんだな、といった感じでそれ以上の関心は払わなかったという、そんな様子が描かれていた。書かれたのは1985年10月。当時その今井俊満が個展をしたときのオープニングパーティーでは細野晴臣が音楽を担当していたとも。