Feel Like Makin' Love

マリーナ・ショウの、Feel Like Makin' Loveを聴く。というか、シャッフルでたまたま再生されたのを聴いた。そのまま、ロバータ・フラックのやつと、ディアンジェロのやつと、続けて聴いた。

ラブソングは、直接的で、そのまんまで、他愛がない。だからこそ恒久的で、もっとも抽象的な音楽とも言える。そう思った。感傷すら湿度低めで、すべてが様式におさまっているかのようだ。気分が、人工的に生成されたかのようだ。音楽を聴くというよりも、それらが通り過ぎていくのを、真顔で見送っているだけのようだ。すべてが他人事なのだが、それをはじめからそうとわかっていて、しかしそのことに無自覚なままで、それを聴いているのだ。