午前中のうちに買い物をして、髪も切って…と思っておもてに出たらすぐに降ってきて、あわてて鞄から折りたたみの傘を出したが、傘がなかなか開かず、雨はどんどん降ってくるので、僕はこのパターンはよくあるパターンなのだが、いつも「パラシュートが開かない!開かない!あーー!」と言いながら足掻いて、かなり濡れてしまう。近所のスーパーで今日と明日の食材を買ってから、その場で美容院に電話して、これからすぐ行っていいかと聞いたら、今いっぱいだから午後からにしてほしいと言われて、仕方なく帰った。で、午後になったら晴天になって、ああ午後からでむしろ良かったとおもって再び出かけたら、空は晴れたままなのに、またすぐに降ってきて、また苦労して傘を挿したけど再びかなり濡れた。美容院で「昨日から宮崎駿のドキュメンタリーをずっとみてて、それがDVDで5枚分で12時間もあってさあ。」と言ったら「宮崎アニメ好きです?」と言われたので「そうでもないけど大体観てると思うけど、千と千尋は観てない。」と言ったら「それダメですって、あれが一番最高ですから観てくださいよー。」と言われる。髪を切り終わって店を出たらまた晴天で、真夏の太陽がぎらぎらしていて、汗だくになって帰った。傘を開いて、真横にして、日にあてるようにくるくると回しながら歩いていて、しばらくしたら表面がほとんど乾いたので、そのまま折りたたんで鞄に閉まえた。家の近くまで来たとき、一羽のカラスがトボトボと、歩いて車道を横切って行こうとしていた。炎天下で、黒い姿が、よたよたと動いて、ふと立ち止まり、しばらくしてまた歩き出し、しかしまたふと立ち止まり、という、なんとも不可解な動きで、やがて車が走ってきて、カラスに気付いて減速し、クラクションを鳴らして、その音にカラスはとくに動じた様子も見せず、それでもやや小走り、のような感じになって、面倒くさそうに車道の端までとろとろと移動した。車が通り過ぎてからも、カラスはまだ、車道の端から歩道に上がって、そのまま、相変わらずたらたらと歩き続けて、やがて茂みの影に入って見えなくなった。…あのカラスは今後もずっと、ああして地面を歩いて、生きていくのだろうか。というか、その後で普通に飛んだら、むしろその方が驚くが。風呂に入ってから夕方頃から「ポニョはこうして生まれた。 〜宮崎駿の思考過程〜」の続きをえんえんと観た。